[69]小池房枝[2011 04/14 09:50]
べくわが国で唯一の物理科学雑誌(!)に連載された記事をまとめた本がこれ、だそうです。1996年の出版ですから新刊ではありません。
一般の読者にわかりやすく、と言われても物理学の常。通読して数式等はほぼお手上げでしたが、各種地震用語、マグニチュードの種類、プレートテクトニクス理論が確立する前から地震の研究はずっと行われていたこと、予知と観測、災害と防災、宏観前兆、もちろん津波についても、初めて知ったり、頭の中であらためて整理できたりしたことが多かったです。台風同様、地震そのものを消し去ることは出来ない。けれど普段からの、研究者や自治体での少しずつの研究の進歩や誠実な取り組みには、人間を信じていたい
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