[120]佐々宝砂[01/02 10:15]★1
、的確な批判とわかりやすい理屈で、さまざまな視点・立場からの見解を総合したかに見える非常にまっとうだと思える理論が、実はおっとろしい暴論だった、なんてことは歴史上珍しくもなんともない。暴論の具体例は、戦中の新聞雑誌のたぐいを読むといっぱいでてきます。今現在の新聞にも載ってます。人殺しなんかしないよ、という顔をして。発言する本人ですら、自分の発言の暴論性に気づかずに。
狸亭さんのおっしゃるようにスタイルと内容は不可分だと、私も思います。いとうさんがおとりになる、また私自身も実行しているどこか気持ちわるいスタイルは、どんな内容をはらみ、どこに続いていると思いますか。なんとなく、ガスの匂いがしてきませんか。私は、自分自身の過去の文章を読んでガスくさいなあと思うことが多くなりました。ガス室行きはいやです。ガス室に誰かを送り込むのも、いやです。なんとかこのガスの匂いをとりのぞきたいのですが、うまくいきません。私は自分のスタイルを変えなくてはならないと考え始めています。
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