[886]……とある蛙[2011 04/25 10:23]☆
を取って謳いかつ叫ぶ必要はある。何か今の現代詩はカタワのような気がする。詩に自立性が求められ、リアクションも臨場性もインプロビゼーションも失われた。吟遊詩人の時代はあるにしても、あまりにも太古のことなので今では欠片すら実感できない。だからといってこのままでよいのだろうか?
詩は出会いによって生まれ、言葉によって生まれるものではない。1行がさらに1行を産んで詩は生成されて行く。
現代においては所詮実用性の欠ける文芸である詩は作者と読者という出会いと関係性に依存して読まれるしかない。そこのところを自覚してさえいれば、詩を読む最大の動機は読者と作者の友情であっても良いとする思える。
ッてなことがこの本を読んでいると実感できます。傲慢ですね。現代詩は。
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