[59]石川和広[08/09 18:27]★2
も、谷川が
あの当時、独力で、書いたことは間違いないし、その孤独の深さは、やはり心打つものだったと思う。
世間知ラズは、ぼくの買った初めての詩集だった。あれが、朔太郎賞を取ったことを、
あなたは、書いているのかもしれないが、谷川の、孤独は、お坊ちゃんならではの、孤独は、朔太郎に匹敵すると思う。しかし、ぼくだって谷川の嫌いな詩だって、たくさんあるからな。
ただ、あの詩集の始まりが、父の死の影から逃れられない谷川の、裸の情けなさと、不安だったことはいっておきたい。まさしく見苦しさをまた、文にしてしまうかっこ悪さ。
これも文学だと私は感じる。
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