[232]田代深子[2004 09/04 14:40]★2
闘い、それ
を実行するまでには、心身ともに傷だらけだったはずです。その自画像が血と傷にまみれ
れるのも無理はありません。(本当に彼女たちはよく闘ったのです。フェミニズムが下火
になってもう長いこと経ちますが、しかし逆にフェミニズムは展開するグローバリゼーショ
ンと世界の再編成への批判の視点として、いまあらゆる分野に介在します。)
 本当の自己表現に到る前に「女の性」を意識させられ捕らわれてしまう、どうしてもそ
れを表現し克服しておかなければ次へ進めない、という時点での「女の性の表現」が、ひ
とつのモード、ムーヴメントになっていた頃があった。それが80年代頃。ようやくそれが
変わりつ
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