[202]一番絞り[2004 08/21 09:52]
ンコを片手にしか、青年であることができなかっ
 たのかもしれないし、それはあえてカレーパンをポケットに突っ込む青年より、厳し
 い状況にあったということなのかもしれない。

 そういうことは僕には分からないけれども、僕はアンパンを<自分のために>もつ旅行
 者より、カレーパンをポケットに突っ込んだ青年の方が好きです。

 谷川の「青年へ」というこの詩集がサンリオから出版されていることは僕を別の連想へ
 誘うのですが、あるいは砂漠をゆく飢えた旅人に、アンパンを、<僕を食べて>と差し
 出すあの有名なヒーローの方が、一番絞りさんより詩人だと、僕は思います。

この『青年へ』はなかなか面白そうだよね、たしかに。
今度読んでみますよ。
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