[202]一番絞り[2004 08/21 09:52]☆
>うつむいて
>うつむくことで
>君は私に問いかける
>私が何に命をかけているのかを
>よれよれのレインコートと
>ポケットからはみ出したカレーパンと
>まっすぐな矢のような魂と
>それしか持っていないものの激しさで
>それしか持とうとしないものの気軽さで
>「詩集・うつむく青年/巻頭歌第一連」
>この詩集に特に強く感じられることだと思うのですが、谷川俊太郎には、運命と
>対決するスタンスが常にキープされていると思う。
>それが彼の「幻」のありかたの、不思議な優しさに繋がっているのではない
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