[193]佐々宝砂[2004 08/21 03:45]
く、そのようなかたちでしか詩を書けませんし、また、世界に関われません。それでも、私は私にしかできない方法で(触わりはしないにしろ)世界と関わろうとしているのであり、たとえ贋物しかつくれないとしても地に足がつかないとしても、詩人ではないと断言されたくはありません。

詩人ないし詩はかくあるべきだ、という言説は、常に危険を孕みます。私が憂慮するのは、レベルや権威の問題ではありません。「おまえのなんか詩じゃないやい」と言われた作者が凹むという危険をさしているのでもありません。詩を定義してしまうことの危険です。

>>184
>わたしはコトバで世界の実相に出会いたいと思って読む
[次のページ]
戻る