[117]一番絞り[2004 08/14 18:14]★2
人たちを前に演台上から「ポエトリーリーディング」した映像を見ましたが
これはまさに強烈に印象に残っているほんものの「ポエトリーリーディング」でした。
谷川は突然、演台上で即興詩の朗読を求められ、即興で詩を作りつつ謳いあげたんですが、
まるでそれは知能障害者のように
「かー。か・か・か・かっか、かー、かー」というひどくテンションの高い吃音の繰り返しでした。
ひとまとまりの詩句になってないのです。
ぼくは、「やった!」と思いました。初めて谷川が詩人をあらわにした瞬間でした。
満座は谷川が緊張のあまり気が狂ったのかと、シーンと静まりかえりました。
でも、これが谷川のほんとうの姿なんです。
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