[664]アラガイs[04/29 11:59]★1
の家族で確かにこの出来事を驚きで見上げていた。恐怖と共にみつめながら佇んでいた。しかし何故かその場所ではっきりと姿が確認できるのはわたしや妹と姉だけなのだ。声がする、兄や両親の姿は何処にも見当たらない。
雲の裂け目からは、どんどん光る物体がわたしたちを目指して近づいて来ていた。蒼い空には工場の煙突から白い煙が上がる。そこを小さな円盤が飛び交い、また新たに出現した楕円形の長い船の窓からは幾つもの灯りが見えている。
※
そう、これは映画「未知との遭遇」のシーンとまったく同一なのだが、わたしはこれを映画の公開よりも先に見ている。たぶん夢として。。いや、映画を見終わってからみた夢の記憶違いなのか、よくわからないのだ。この不可思議さはもうずっと以前からいつも考えていた。
以前とはいつの事からなのだろう。それは映画をみる以前からわたしの脳裏を過る。
しかし確信がもてないままに時は過ぎた。いまでも子供の頃に見たという記憶が、どうにも曖昧に消せないで残っている。
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