[727]一番絞り[2004 10/12 21:39]★2
はわたしもたじろいだ。
要するにあなたのせいで子猫たちが死にましたよ、といってきているのだ。
ちょっとだけ心が痛んだけれど、だらしない野良猫たちだなあという思いも湧いた。
おばあちゃんは親猫から子猫たちを頼まれていたのだと力説した。
「あの仔たちの母猫がね、死ぬ前の日に三匹の子どもを勝手口に連れて来て、じーっと長い間わたしの顔みつめてたの」
「それは、この仔たちを頼むということですか」
「そう。わたしはね、親猫から見込まれて、わたしも引き受けたのよ」
約束があり、責任があったのよ、と隣家の孤独なおばあちゃんは言った。
とにかくわたしには生き物に対して非常に冷淡な、やさしくないところ
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