[698]一番絞り[2004 10/03 19:16]★2
から神戸の三宮まで歩いた。三宮に到着するころには日が暮れ、ぼくの右足親指の爪は内出血し、ふくらはぎが腫れて歩けなくなった。(翌日、右足親指の爪は、はがれた)。その道行きはまさに地獄だった。神戸は火災だったがその道行きは押しつぶされたビルやマンションが延々と連なり、中に夫や妻や子供が閉じ込められているひとが「中に妻がいます」「子供がいます」と書いた張り紙を歪んだ鉄骨に張って、呆然と道ばたにたたずんでいた。そこを何千人という人が黙々と通り過ぎていった。人間はあまりひどい状況に直面すると、何もいえないし、考えられず、思考が停止するのだ。
現代がそうではないかと思われる。
たとえばお金ひとつとっても物
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