[645]もぐもぐ[07/14 12:13]☆
てきた。米国は超大国であるとはいえ、理念上は、他の国家と平等な単なる一国家に過ぎない。それが他国の内戦について介入を繰り返すのは、理念的な問題を生じさせる。
イラクについても、政府があるにも関わらず介入を行った点、また、政府転覆後に生じた無政府的な状態について、十分な介入を行っていない点(イラク駐留米軍は、最初から規模が小さすぎたのではなかろうか。なお、これは、広い国土で無政府状態が生じた場合に、それを防止するのがいかに困難かをも示すものでもある)において、米国の介入の仕方には問題があっただろう。特に、薄弱な根拠で容易に一国の政府を転覆するという決断に出た点については、強く批判されて良い。但し、無政府状態を放置したまま撤退するのは、最悪であり、それは避けられなければならない。復興のプロセスが完了するまで、治安維持のリスクはきちんと負担すべきである。(国連決議に基づく活動という形が取られているので、途中で投げ出したりするのは法的にも問題を生じさせるだろう。)
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