[547]山田せばすちゃん[07/12 15:04]★3
評者の価値観に基づいて行われることを認めるならば、「口語現代詩の向上のため」であろうと「共産主義社会の建設にふさわしいかどうか」であろうと「小憎たらしい眼の上のこぶを排除すること」であろうとそのいずれもが「価値観としては等価」であることもみとめねばなるまいよ。批評者の内なる目的がどうあれ、いかなる批評も作品を弾圧することはできない、だってそれはそこにすでに書かれたものとしてあって、それに基づいて批評行為が行われるのだから、批評に対して作品は先験的にそこにあるもの、なのから。
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