[464]もぐもぐ[07/11 16:32]★1
ることを目指して、闘いに立つことは、文化的アイデンティティー(言語、土地)を喪失してしまうことの苦痛と不利益の多大さを考慮に入れるなら、必ずしも否定し去ることはできないようにも思われる(時代は変わった、民族自決権はもはや完全に否定された、と言えるだけの特段の事情は、私には見つけられない)。民族を巡る内紛は、政治的理由による内戦や革命以上に、激烈になる可能性を秘めているように思われる。
日本は前世紀初頭から中ごろまで、他民族の土地を占領し、その言語を奪って植民地とするような経験をした。他方、遠くさかのぼれば、絶えず欧米の強国の圧迫に晒され、そのぎりぎりの中で、前近代的な幕藩体制を、近代的な
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