桐谷隼斗
深淵を、
わたしがわたしである理由で、
埋めたかった。
思い出が、
砂鉄のようにくっ付き、
取れない。
秋の風は、
何度も何度も、
私を過去に、
さらっていくのだ。
なんとなく19歳。
趣味:梅干し・階段読書・妄想
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