鏡ミラー文志
 
音楽やアート全般に概念的なものを理解するお遊戯としての性格を認めながらも、自らの足りなきを認め自覚を促し、それを修正するための前衛としてのものを期待していたことは確かだと思います。残念ながら多くの方にとり、その傾向においてその点を私の足りなきと取る傾向があったこともまた確かなのです。
ある時期以降国内の音楽や芸術はとてもムーディーな心地よさに流れるようになっていったように思います。それは多くの人にとり音楽や芸術というものが、自らを認め癒し愛してくれるものとして役割を担うものであり、その点において私が考えるものと違ったものであったこともまた確かかと思います。
何故、簡単に自足してしまうのか? 臭い自分であっても平気であるのか? 終わることで満足するのではない。満足し、自足した時に終わるのだ。アートや芸術が人間を光り輝かせ続けるための前衛を失わない限り、人々は丈夫な足腰を持ち健全たることが出来るであろう。
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