作者からのコメント
たまさんへ。
拙作お読みいただき、ご感想、ご意見たまわりまして、本当にありがとうございます。嬉しく思っております。詳しいお返事は、後日にさせていただきます。まずは、お礼まで。
---2024/07/22 19:02追記---

たまさんへ。
 このたびも長いものをお読みいただき、心のこもったご感想、ご意見をお寄せいただき、本当にありがとうございました。感謝いたしております。

 なぜ「この時代を描いたのか」という問いかけには、ひとつ自分の中で「今の時代を描くことに違和感があるから」ということがあります。昭和、という時代をシナリオで描くことは、現今と価値観が異なることもあって、とても難しいことだと自覚じています。でも何もかもがスマホで事足りるような今よりも、不便だったかもしれないけれど、だからこそ生まれる人間の結びつきを、今、書きたいという欲求があるのです。
 これは前二作「ウエストロード・ラブストーリー」「恩寵のバーガンディ」にも同じことが言えます。ただ、この二作は、いわゆる回想譚をメインあるいはほぼ同等に持ち込み、今の時代とリンクさせました。ですが、本作においてはそれをあえてしませんでした。
<丁髷を結っていない時代劇>として昭和の青春を、回想することなく書いてみたい、それでどこまで勝負できるだろうか、という思いが強かったのです。 (続)
                    
---2024/07/22 19:32追記---
 城戸賞はずっと応募してきたコンクールで、二度目に一次選考を通過して以来、一次不通過がずっと続いていたコンクールでありまして。ゆえに「少し奇をてらって、お若い応募者の方が絶対書かないようなものを書いてみよう」と思ったところがあります。そyおいrこはやはり自分でも作為的であったかなと思います。(筒井康隆全集は全二十四巻のものが1983年から1985年、昭和60年までに新潮社より刊行されております。よろしければご確認くださいませ)
 ご意見たいへん参考になりました。いつもありがとうございます。本年度の城戸賞は見送る予定で、現在は九月半ば締め切りの新人シナリオコンクール応募に向け、改稿を重ねております。図らずもまた女子高生がメインの学園ものになってしまいましたが、そろそろ書き手として、もう少し年齢が高い人物が登場するものを書きたくなってもいます。
 SNSでやりとりが在る中、自分よりもずいぶん後から始めたお若い方が賞をとられたり、プロとして歩まれたりするのを知ると、正直、挫けそうにもなりますが、これからも、心折ることなく、続けていこうと思います。
 この度は本当にありがとうございました。

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