作者からのコメント
>経済基盤とか人々の景観または歴史遺産に対するお国柄の相違、それでもその大まかな心情は伝わるのですが、なにぶんにも語り手の説明が抜け落ちているために、読み手は眉をひそめたまま勝手に素通りしてしまうのです。そこが残念でもありました。

「でも、このようなことを考えていても、結論には至らないのだろう。今はどこにいくのかという不安だけが、不確かであって、確かに思える。」
この部分でその説明はされたと考えています。自転車に乗っていた語り手は、見えない明日への不安の中で、過去を振り返っていたということです。
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