作者からのコメント
*去年7月製作の過去作です。
---2017/01/10 15:12追記---
お読みいただき、ポイントもありがとうございました。
>Lucyさま
>原口統三…(遠い目)
そうですね。10代の頃からの愛読書なんです。
1956年に最初に「書肆ユリイカ」(今の青土社ユリイカの前身)を立ち上げた
伊達得夫がこの原口の「二十歳のエチュード」の版権を買い取り
世に広めたことは最近知りました。
生きていれば、どんな詩人or作家になっていたんでしょうね。
当時の友人、上級生に清岡卓行、橋本一明、中村稔がおり
本の編纂にあたった橋本一明は國學院大学の教授でした。(後は作家、詩人)
あ、追加されたコメントは「遠い目」をそうだと最初から思っておりました。
>宗像現象さま
>原口統三「二十歳のエチュード」青空文庫でザッっと読みました。
>当時の一高生の読後感想文の様なでもニーチェとランボーとヴァレリー
>中心のなんとかミクス^^;のようですが。京都学派の西田とか、
>ハイデガーやフッサールが見当たりませんでしたねぇ。これの作品って
>引用が多いので引用詩になるんでしょうか?まぁ19で終戦直後に
>自殺されるとは、惜しいことですね^−^。
「これの作品」って私の作品のこと?
そうであれば、引用したのは「純潔という名のこの兇暴」の箇所だけですよ。
原口のことであれば、今、本を探すのが大変なんで記憶で言いますが
彼は自分の詩を生前、殆ど燃やしています。
だから、日記以外、詩が掲載されていれば引用が多いでしょうね。
ハイデガー、フッサール、西田などは文中で読んだ記憶は残っていません。
西田はともかく、ハイデガー、フッサールなどが注目されたのは
もう少し後の時代では?(そのへんは調べていません)
>そらの珊瑚さま
>白島さんの筆力の前に圧倒されたような気がします。
>「生きたまま花の化石になる」ということはいったいどういうことなのだろう。
>原口統三「二十歳のエチュード」の文中の言葉を借りれば「精神の肉体」の永遠性を表しているようにも思えます。
>好きな箇所はたくさんありましたが、特に象が調教される時、その背に乗った蟻までも調教されているというところが
>(なぜか小川洋子さんの小説の一場面のようで)良かったです。
お褒めいただき恐縮です。
「生きたまま花の化石になる」って言うのは思いつきですが、美しく死にたいけど死ねないことを譬えてみました。10代の頃ってそういうのに憧れるじゃないですか(笑
だから、この少女の設定も10代で、人との関係性に目覚め、
少女から大人へと成長する姿を描いてみました。
象と蟻のところ、書いた本人も大好きなんです(笑
小川洋子さんの小説は読んでいませんが、読んでみたいですね。
---2017/01/11 08:46追記---
>葉月 祐さま
>タイトルから凄い引力を感じて、更に一行目で立ち止まって、
>『これはどういう事なんだろうか』と想像してみて、一番最初に頭に浮かんだのは、 >琥珀の中で眠る少女の姿でした。
>(と、思っていたら、既にそらの様が同じ事を考えておられて、白島様からのコメントもありました。なるほど、でした。)
琥珀の中で眠る少女!!
イメージとしてはまさにそんな感じのものを描きたかったのです!
適切な感想をありがとうございました。
>竜野欠伸さま
>力作ですね。圧倒されました。テイストが異国を想わせるところが、ファンタジーっぽ>くて僕は好きです。
ありがとうございます。たしかにテイストは現実離れした国ですよね。
「観念の王国」かもw
>石村 利勝さま
>お待ちしておりました。待った甲斐のある力作でした。
>しかし、きっとるるりら姐さんから突っ込みが入るでしょうな。
過分なお言葉嬉しいです^^
るるりら姐さんから突っ込み!!るる、るる、るるり、(ここかな?)(^^♪
るるりらさ〜ん、お待ちしてま〜す(笑
>ただのみきやさま
>幽玄に死と生が混濁して
>純粋な眼差しの肢体のまま石化して往く
>少女は詩そのもだと思いました。
>すばらしい作品ですね。
「少女は詩そのもだと思いました」!!
なるほど〜。考えたことはなかったですが、嬉しいお言葉です。
汚れっちまった悲しみではないですが
純粋も内的宇宙だけで転がしていると、それは「純粋病」ですね。
他者との関係性の中で「純粋」は外的世界に同化、変質されていくけど
その「まなざし」(=詩)だけは失いたくないものです。
コメントを読みして、あらためてそう思いました。
>中嶋大輔さま
>かそけく、を見て、堀口大學さんの詩集、「 遠くかそけく」を思い出した。
>とてもきれいな化石より、蕾から花に変わる瞬間に出会いたい。
「 遠くかそけく」は読んだことないですが、一度、読んでみますね。
「蕾から花に変わる瞬間に出会いたい」・・・たしかに!!
それを描ききるのは100万語を費やし10行位に纏めるほど
今の私には難しいことかも知れません。
その過程ばかりを書いているのかも知れませんね、人間は。
でも、心の晴れたある冬の一夜にふっと書けたりする日を夢見ます。
>長庚さま
>前半から中盤まで、縦書き表記のゆれもなく、読みやすくまた美しい描写でした。(皆さんコピペ文書を縦書きに変えるので表記がゆれるみたいです。)
>>>牡鹿の内蔵のすえた臭い
>>>月がぼわぼわと照っていた
>>>にぃっと
>など、独特な言葉遣いから浮き出てくる世界観が素敵です。
ここは結構、何度も推敲した箇所です。
水がさらさら流れる
陽がさんさんと照りつける
こういう使い古された常套句(流通言語)から、如何に脱却するか、試しています。
特に新しい擬音作りは難しいですね。
---2017/01/11 19:01追記---
思った以上にコメントをお寄せいただき、感謝です。
以下、長くなりますので、コメントの再掲は控えます。
>宣井 龍人さま
お褒めのお言葉、嬉しいです^^
5ポイント!!ありがたくお気持ち頂戴いたします!
原口統三は多分、今読まれても感じるものがあるのでは、と思います。
>アラガイさま
丁寧に読んでいただき、しかも身に余るお言葉、嬉しいです。
前回の作品でも心温まる賛辞を頂戴いたしましたが、
今回はさらに丁寧な分析と賛辞、心より感謝いたします。
アラガイさんのコメントをお読みしていると
私のことはともかく、本当に詩を愛していらっしゃる方だということが
よくわかります。
今後もアラガイさんのご期待を裏切らぬよう、精進していきますので
今後ともよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
---2017/01/12 07:05追記---
>志水圭さま
何度も読み返していただき、ありがとうございます。
鴫(しぎ)の箇所、気に入っていただいたのですね。
鴫の描写は想像ではなく、昔、実際に目撃したものでした。
そのときは黒い脚だけが印象に残っており
その悠然とした姿が飛び立つ様に感激しました。
帰宅して調べ、それが鴫と言う名の鳥であることが分かった次第です。
今後ともよろしくお願いいたします。
---2017/01/12 13:00追記---
>Syuuko Tanakaさま
気に入っていただいたようで、嬉しいです(??>?<?)。??
作品のりのりのShuukoさんを見習ってがんばるゾ!!
---2017/01/13 18:21追記---
>黒鍵さま
日ごろ作品を敬愛している黒鍵さんのコメントは凄く嬉しいです。
時代性までは意識していませんでしたが、
この詩を書くにあたって、自然とこのような詩型となりました。
「美しい」というお言葉がなりより励みになります。
ありがとうございます。
>ありかさま
お読みいただき、コメント感謝です。
ひょっとして、「ありか」さんは・・・・・・。(多分)
人違いでしたらゴメンなさい。
いずれにしろ、とても嬉しいです。
---2017/01/19 14:37追記---
>ゼロハチさま
コメントありがとうございました。
何かを感じていただけたようで、嬉しいです。
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