作者からのコメント
人は多かれ少なかれ自分を劇場化して生きている。
少女地獄の姫草ユリ子みたいにね。
ちまたに溢れる純愛ストーリーなど、
とても醜悪でわかりやすい自己逃避だな、と。

大衆的なものに愛と嫌悪を。
単純がいいことばかりではない。

誰しも大切な思い出を捏造したい。その為の虚栄。
聖なる夜にくらい、その虚栄は許されてもいいかな、と
そんな風に思うんですよ。

沢山の姫草ユリ子にメリークリスマスを。
そして私にも。

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