ポイントのコメント
[アラガイs]
好きな事をやれ。そうでないと気がついたときには後悔している。テレビを見ていると漫才の構成作家が力強く学生たちに意見していた。お笑い芸人を目指す学生たちだ。そのとおりだ。とは常々思っているし思っていた。好きな事を、、しかしよく考えてみれば自分は一体何をしたいのか、何に向いているのかでさえわからないのが若者たちの大半だろう。そして漠然だがある決意を秘めて夢を追いかける道へ突き進んでいく。またある人は確固たる人生設計をもとに目標に向かって日常をゆっくりと歩んでいく。そうして時は進み、そろそろと折り返し地点から振り返ったところで、果たして何人が自分の夢を実現しているのか、目標どおりに歩んで来れたのだろうか。
運がなかったのだ、とか。いや、努力が足りなかったのだ、とか。それらもすべて能力のせいにしてしまえば気は晴れる。時代や他人や自分のせいにして逃げるのは簡単だろう。しかし簡単には収まらないのが人の一生でもある。一瞬で終わる短い命もあれば長い人生もある。そうした現実を実際に、そして二次元の画面の中で我々は数多く目撃してきた。不幸な人々を見て不幸せだとあなたは言う。幸せそうな人々を見ていい人生だとあなたは言う。いまは不幸かも知れないが、いつかはきっと幸せを掴む。と私は応える。そんなことは誰にもわかるはずもないのに。と誰かが応える。
いまある世の中の大半は無名な命で埋め尽くされている。世界は知らない命でつながれていくのだ。
いま我々は二次元の情報に踊らされてばかりいる。知り得なかった存在する大半の命の情報を置き去りにしたまま。
戻る
編集