ポイントのコメント
[菊西 夕座]
夢がつづいているというより、かなしくも楽しい目まいがつづいているのでしょう。
メートルトと、羊の鳴き声の「メー」と、ゆメーが掛かっているところがこの吹き飛ばされた回転体の豊かな共犯性だと思います。
「ちょぷちょぷ」は、猪木の放つ力道山ばりの殺人「チョップ」でしょうか。
全体的にコミカルな作品で、はじきとばされて規定路線から外れてしまった人の悲劇性を、プロレスのショーのようなサービス精神によって和らげ、あくまでも規定路線の延長線(延長戦)であると強がってみせるさらなる悲劇性へと、よく回転させていると思います。
戻る
編集