ポイントのコメント
[アラガイs]
ぼくらが幽霊になるまで。読みました。で、感想なんですが、冒頭から〜形式を破壊した。までの饒舌な吐露。饒舌とわたしが言うのは〜なにものともつかない悪夢が〜このように余分な言葉が省かれていないからで、これはこれで語り手の吐露として読めばいい。しかしです。〜(だのに)きみはぼくを〜こんな語り口でもいいのだけれど、ちょっとおもしろくないですね。吐露というのはパーソナルな読ませ所。個性を意識しないと内容まで殺傷してしまう。読んでいてもつまらなく感じて損をしてしまいます。
いままで読んできて、あなたの作品の特徴はobjectから発展するものだと思うのですが、「殺しを呼ぶ卵」この引用部分から後半にかけての吐露は非常に秀逸だと思う。それはまさに先に述べた〜なにものともつかない悪夢(幽霊)が幻想のなかで立ち現れてくるからです。冒頭部分を入れ替えるとか、推敲が必要だと個人的には思う。推敲によっては倍によくなる。と思いました。
---2023/09/14 09:42追記---
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