ポイントのコメント
[アラガイs]
アフリカのエチオピアだったかアラビアか忘れました。コーヒー豆を直接土鍋で煎り旅人にふるまっていた。その薫りを口にした旅人の感動はテレビからも伝わるようでした。 わたしは普段雑味を売り物にしてるようなインスタントしか飲みません。それでも一日5杯以上は飲む。さっとお湯を沸かしてさっと飲む。このようにインスタントばかりでお水代わりに飲んでいると、珈琲の真の味わい方を忘れていくような気がします。 この散文を読むと精神性の大切さが身に詰まされてくる。利休居士が、その精神性から相手と向き合いお茶を煎れたように、珈琲も本来は精神性を口にする飲み物ではないかと。たっぷりと時間をかけて抽出される滴が、器に溜まるまでの相手との会話。好きな音楽を聴きながら待つ間の時間の余裕。わたしがインスタントを好んで飲む理由は、そんな決まり事のように時間の流れを飲んでいるだけで、実は本来在るべき珈琲の飲み方をしていないのではないかと。これは現代社会という時間の概念に束縛された狭い器の中で、いつでも簡単に飲み干すことができるような言葉をただ書き綴る我々の姿ではないかと。
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