ポイントのコメント
[アラガイs]
詩麗な珊瑚さんに向けて自分の感想を申し上げるのは少し躊躇ってしまう。一言だけ。三連ともわたしで語られる哀憐な調子を帯びた小品ですが、一連の(わたしのなかは写真だらけになる)この(わたしのなか)では全体のイメージがボヤけて写りはしないだろうか。詩中の単語からもう少し言葉を拾えないだろうか。例えば一連ならば、わたしの暗室は写真だらけになる…とか。三連も然りで、 わたしの葦は……とか。これはもちろんわたしの稚拙な例えですが、(瞬き、川、小鳥、)そして夜から朝へと。想念される歌としての豊潤な言葉はこれらの単語からもまだまだ拾える気がします。わたしが浮かべるのはあの超有名なスペイン民謡でもいい。至極惜しい気がいたしましたので。
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