ポイントのコメント
[夏美かをる]
1つ1つの言葉に込められた強くて冷たいエネルギーを感じながら、何度も読み返させていただきました。読めば読むほど、深みを感じる詩ですね。湖に比べ、沼は淀み、仄暗い感じで、恐ろしいですね。その中に何が潜んでいるのか?沼の淵にいる者と、沼の底にいる者との魂の対決、それを、冷たい目線で冷静に眺めている、もうひとつの目を感じました。詩人としての松岡さんの気迫を感じる作品でした。松岡さんが編み出す精神世界の底深さに、敬意の念を抱かずにはいられません。お見事でした。
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