ポイントのコメント
[そらの珊瑚]
壜に入れて流した手紙
誰かに読んでもらいたかったのだと想像する。
事情を知っている隣の人ではなくて
まったく自分とはつながりのない
名前も知らないどこかの誰かに。
そういう季節が自分にもあったことに思い当たる。
(いや、今もそのただなかにいるのかもしれない)
けれどそれはたぶん叶わないことだと
作者は知っているのだろうけど
私はそれが徒労だとは思わない。
文中にもあるように壜は歳月という川を流れ
結局は自分に帰ってくることを
たぶん予感していたのであろう。
---2014/01/28 09:20追記---
---2014/01/28 09:22追記---
---2014/01/28 11:40追記---
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