ポイントのコメント
[小川 葉]
現代人的にやるレビュー(主観)と、 古代人的にやる批評(客観)があると思うのです。 詩壇という立場にいる人は、宿命として、 後者をやらざるをえないし、 そこに属していない人は、前者として、 その時代だけの主観を晒していれば良いだけです。 つまり、歴史にこだわるか否かという一点において、 それはポエムなのか現代詩なのかが別れているのだとは思うけど、 そんなことはいつの時代にもあったことだと思うし、 レビューという視点も、批評という視点も、 歴史にこだわるか否かなのだから、 好きにやればと思うことも多いです。 歴史から剥離したレビューさえも、 歴史に残る可能性もあるのですから、 そういうところをとっぱらいながらも、 歴史を牽制していくというバランス感覚が、 今の詩人および現代人には、 大切なことなのかもしれません、と、 言葉をにごすしかない、現状もまたありなので、 ツユサキさんには、ツユサキが思ったとおりのことを、 やってもらいたい。 あの時こうしていれば、という後悔が、 なによりも人生にとってマイナスなのだから。
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