ポイントのコメント
[竜門勇気]
ふと、この文章を読んでいる中盤で思い出した事柄がありました。 発狂した宇宙という小説で、主人公のキースはパラレルな宇宙で、 かつて自ら書いたわかかりし頃の小説をリライトします。 キースはパラレルの宇宙へと移される以前は雑誌の編集者で、 パラレルの宇宙で日銭を得るためにパラレルの宇宙のキースに 小説を買ってもらうために前宇宙で編集者として長年培ってきたノウハウを フル活用し、プロットから記憶の中の小説をさらに洗練させて書き上げるのです。 しかしその作品の出来は、「良くなったところもあったが、悪くなったところもあった」という 微妙な出来。 この「良くなった」「悪くなった」は完全にキースの主観であり 現実には編集者受けの良い作品に仕上がります。 だからなんだよ、と言う感じですが、そんなことを思いながら面白かったですというようなことを言いたい。 言ったあとは、おかゆが食べたい。
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