飛ばなくなったヘビ/青の詩人
を探さなければならない
こんなことをしている場合ではない
コンドルがそう考えて昇るのをやめようとしたとき
そこに灯りがあった
彼は大喜びで灯りをくちばしにくわえ
空の神様の神殿まで持ち帰った
灯りを手にした空の神様は太陽となり
コンドルは太陽の使いと呼ばれるようになった
ヘビは空の神様から 闇を探してこいとの命を受けた
それは世界全てを隠すほどのひたすらに暗い闇だという
ヘビは空の神様から翼を授かっていて
そのおかげで空を飛ぶことができた
だからその命に従わないわけにはいかなかった
ヘビは空の神様の元を飛び去った
彼はふだん小さな空し
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