近代詩再読 草野心平/岡部淳太郎
 
 いきなり「近代詩再読」などと大きく出たが、僕に出来ることは限られている。一般に近代詩人に分類されている人たちの中で、僕が好きな詩人、興味を持てる詩人をとり上げて、数ヶ月に一回のペースで、何がしかの文章を書いていこうと思うのだが、苦手な詩人はとり上げないことにする。よって、その選択は偏ったものにならざるを得ない。文語詩一般がどうも高踏的に感じられて苦手なので、明治期の詩人たちは完全無視という形になるだろう。主に萩原朔太郎以降から、太平洋戦争終結までに活動を開始した詩人のみをとり上げることになるだろう。その中には、終戦後にも旺盛な詩作をつづけた詩人も含まれる。
 以上のように、きわめて主観的かつ恣
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