メモ(正直なところ)/はるな
 
息をしてていいんだとおもった。はじめて人から必要とされた。
わたしはこの人がすこやかなように、生活をつくって、そのなかで生きよう。と思った。
けれども当然のように、わたしの生活のなかに、むすめの生活のすべてをいれることが出来る時期は終わった。いっときの素晴らしい贈りものだったと思う。

この家のなかに、わたしの生活と、むすめの生活(の一部)と、夫の生活(のほんの一部)がある。わたしはそれらすべてのために、湯を沸かし、布を洗い、床を磨く。そしてわたし自身のために、外へ出て、花を売る。

もしもういちど子供を産むことがあったら、また素晴らしい体験ができるかもしれない。
そうしたらまた生き
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