薄明の中で(十二)/
朧月夜
ぬ。国を率いていく、我が身としてはな」
「クーラス様。あなたは、今ではクールラントと一心同体です。
くれぐれも、負の思いに捉われませんように。わたしは、いつでもあなたに協力します」
「心強いな。お前が敵であったなら、わたしはお前を恐れたであろう」
「わたしは、あなた様の忠臣でございます。どんな汚れ仕事であっても、
わたしはあなたに従いましょう。それが世界に混沌を付与する事であったとしても」
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グループ"クールラントの詩"
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