『悪魔の舌 PART2』/ハァモニィベル
301人類と云ふのは)実に妙である。
知らない相手だし、人物の名にしては奇異であった。詩人的な
謎であろうか?私は考へ始めた。
発信時刻は 3:24。瞬間睡眠から覚めたように必死に考えてみ
たが、どう考へても解らない。兎に角、××県△△市の、その
あまり馴染みのない地方都市までこうなったら、行って見る事
にした。
そこは、温泉地であった。
私は、そこで、脳を食べる温泉につかった。
「鼻から入りますから、どうぞご注意を」
そう言って私に近づいてきたのは、パブロフの蚊であった。
向学心旺盛なパブロフの蚊は、さすがに、細くて長い口を尖らせて
私に訊いた。
「貴方のような
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