藝術としての詩/天才詩人
 
その町に着くとAと俺は新築の高層アパートの7階に部屋を借りて住みはじめた。8月。青い空にはツイストロールの形をした雲がいくつも浮かんでいた。共同生活はうまくいかなかった。食事や音楽の好みの違い、お互いの交友関係など、ちょっとしたことで言い争いになり、Aは自室に閉じこもった。そんなとき俺はよくひとり外にでて、緑の山塊のカーブした二車線の道路沿いにある近未来的なショッピングモールのテラスや、高架鉄道のターミナル周辺に広がる通りを、オフィスや喫茶店のネオンサインを眺めながらぼんやり歩いた。歩きながら、俺はAと携帯電話のテキストメッセージで頻繁にやりとりをした。携帯画面のむこうのAは驚くほど素直で、いつも
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   グループ"Democratic Poems"
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