ボクの名画座〜映画あ〜じゃこ〜じゃ〜第一館/平瀬たかのり
 
魅力と存在感を忘れてはならない。文字通り命を削りながら(公開初日に入院、十日もしないうちに亡くなる)素晴らしい「主演映画」を完成させた金子の恐るべき執念。
 傑作かつ佳作、の両面を持つ稀有な一本だと思う。生きていればどんな役者になって、どんな映画に出ていただろう。
 ボクはこれからもボチボチと映画を観るつもりでいるけれど、この作品がMYベスト3の一つから絶対にはずれることはないでしょう。


?『遠雷』(1981)
〈監督=根岸吉太郎 脚本=荒井晴彦>
 
 永島敏行、石田えりの演技はこの時点でそう上手ではない。どちらかっていうと下手かもしれない。んがしかし、だからこそ立松和
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