沈黙する夜の始まりには/
りゅうのあくび
とても静かに
沈黙する
夜は響いている
遠方へと臨む
屋根のある街の風景を
眺めることのできる
屋上へ登る
階段のような
そんな朝を迎えるための
いっときを想って
情熱に焼けるまなざしのような
太陽の陽射しと
夜明けの空を
飛んでいく鳥の群れに
迎えられる朝を
過ごすことが
できたらいいと思って
深い眠りに誘われて
音もない
静寂の夜は
続いてゆく
前
次
グループ"Lovers Fantasy"
編
削
Point
(5)