笛吹き少年の行くえ(4)/Giton
 
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   【4】 白金環と白金黒


   雪 峡(注:下書稿(四)手入れ(2)。ルビはすべて編集者。)

 塵(ちり)のごと小鳥なきすぎ
 ほこ杉の峡(かひ)の奥より
 あやしくも鳴るやみ神楽
 いみじくも鳴るやみ神楽

 たゞ深し天の青原
 雲が燃す白金環と
 白金の黒の窟(いはや)を
 日天子奔(は)せ出でたまふ


第2連の「白金環」と「白金黒」というミヤケン用語(笑)について、かんたんに説明しておきたいと思います。

まず、「白金環(はっきんかん)」ですが、これは“光環”という大気現象と思われます↓

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   グループ"宮沢賢治詩の分析と鑑賞"
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