あふれる/草野春心
 


  忘れた後、
  しずかに思いだした


  ひかりのように笑って
  銀色の並木道を駆けていく
  なめらかで黒い髪の毛
  もう 振りむかず、


  ひとふさの歌になったよ
  なぜか思いだした 心から
  そっとあふれそうな 秋の日



   グループ"春心恋歌"
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