まどろみ/
山中 烏流
難しいことを
ムズカシイことのまま、放って
そらを仰いだ
窓から細く伸びたひかりの帯に
ひるがえる
わたしの頭から、逃げ出していったものたちが
裸足のままで
猫を追いかけたりもしている
今日はいい天気だった
明日もきっと、そうに違いない
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