平坦な戦場で僕らが生き延びること/高田夙児氏の詩について/渡邉建志
っとさせやしないか。大きな欠点だったら重すぎる。たとえば僕には自殺願望がある。高いところに昇るといつも落ちたらどんな気持ちだろうと考えてしまう。でもこんな思考を覗き見したって快感なんて得られやしない。もっと小さな欠点(僕の場合、地下鉄の切符をなくすこと)だったら、へー、そんなところもあるんだねと、親近感を持ってもらえることがあるかもしれない。うまくいえないけれど、この2行は僕にとって、とても温かい。高田七不思議がもっとあるといいと思う。
君が僕を好きだと言った
今日仕事場の人が辞めた
転職先が決まったという 聞けばJR東日本
吸っ
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