沈黙と怒り/小林レント讃4/渡邉建志
 


詩は、悲しいという言葉をコンピュータ的に繰り返すことで終わる。コイビトが発したのであろう「何も心配はいらない」という言葉も、コンピュータ的に意味のない音声として繰り返されるばかりとなる。ビートのDO(ずー)もしまいには(zu--------)ノイズと化す。あとは閉じられない括弧がのこるばかりである。発信され続ける、ノイズと果てた叫び。


(続く)



2005/8/21, 9/11; 10/1 改稿
   グループ"フレージストのための音楽"
   Point(3)