固有名詞と反復のスピード/マスイジュウ氏の詩について/渡邉建志
い速い!
ここがものすごいと思うんです。考えた/Aだと という形がこんなに生き生きとしてくるものなんだと。これも、スピードがあるからだろうと思うわけです。そのスピードで走る走る走る走る!と。引用最終行、こんなにスピード感にあふれる文章はそんなにないのではないかしら。走る走る走る!3回という回数は繰り返しのリズムが一番生かされる回数ではないかと思う。そのあとの速い速い速い!は国宝級ですね。現代詩フォーラムだからフォーラム宝か。ぜひ祭り上げたい。「走る走る走る!速い速い速い!」です。3回繰り返しを繰り返すのに、しつこくはなく、余計スピードアップするすごさ。
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