「ともだちの、うた」/長谷川智子
 
を見ることよりも 
 ‘したくなった’アレのできそうなトコロヘ 
 もし 
 これから 
 この場所も 
 生き物も 
 僕らが望まないところへ向かうのなら 
 すぐひとつに、 
 いっしょになろう、と・・・ 
 と。 
 けっきょく 
 あの時は 
 手も 
 足も 
 気持ちも 
 かじかんで 
 なにもできなかったけど 
 そのことに 
 むしろ胸をなでおろしていた 
 胸の 
 ワクワクも 
 ドキドキも 
 シンクロしてた記憶がある 
 もともと私は 
 ‘ああなる’ことに 
 興味関心ともになかった 
 ‘
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