海が待ってる/
しろう
海の胸から届いたそれは
しゃぼん玉のようにぽこぽこで
生まれくる瞬間の匂いを閉じこめたままで
いまにも弾けたがってふるえてて
まつげに触れるとやっぱり弾けて
潮の飛沫が飛び込んでくるもんだから
いきおい私はかるく10cmほど浮き上がったのです
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グループ"七行詩"
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