■長い付き合いになりそうだよ、詩と私/千波 一也
 
対に換えない。

この強情さと、こだわりはもはや私の自負であり、自分を愛する理由のひとつでもある。

さて、話がそれた。

詩を書くとき、以前の私はパソコンに向かって、あーでもない、こーでもない、と推敲しながらやっていた。
が、我が家ではパソコンを開けない。
なぜなら、輝くモニターに興味津々なリトルモンスターが接近してくるからだ。
しかも、接近だけでは飽き足らず、画面にふれるわ、ボタンは押しまくるわ、マウスは引っこぬくわ、で大惨事となる。

取り上げたり、届かない場所に移動したりすれば、たちまち機嫌を損ねて号泣だ。
この世の終わりか、と思うくらいに大粒の涙を流して号泣だ。
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