照 美/北大路京介
汚れのない響き 細かく震える音
その弓で 僕の魂も奏でて欲しい
唇に そっと指をのせてみたい
僕のタクトで 思い切り鳴かしてみたい
ベートーベンも ワーグナーも きっと君に惚れていただろう
そして壮大な 楽曲を片手に 情熱と夢を捧げてる
嗚呼
愛とはいったい 恋とはいったい 君を抱くには どうすりゃいい?
なによりも美しい 枯れることのない花
君の名をつけて 世界中に咲かせよう
君に触れられない この腕は必要ない
ピアノが弾けても そんな風に思えてしまう
君の前では なにもかもが 意味の無いように霞んでしまう
[次のページ]
前 次 グループ"■□◆ Zo9 ◆□■"
編 削 Point(11)