一膳の飯/
ヌヌヌ
一膳の飯を前に
俺はこれを食うに値する人間か考える
弱者はいい
劣等感が存在意義になる
甲も乙も弱者
弱者vs弱者
まぁしかたねぇか塗装工だもんね
うるせぇ雲助風情が
うむライトな地獄絵図てな感じ
俺は飯を食う
乙を思う
父を思う
母を思う
みんな手前勝手な都合で泣いてやがる
なぜ食うのだ
そして
な ぜ 食 う の だ と書いただけで
少し安心しているのは
なぜだ
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