as if/ウデラコウ
 
フライングで駆け出したあの 太陽を 
追いかけてみようかと 君は言った 
暗闇の中 
何も見えないのに 走れるわけないじゃないかと 
嘲笑って僕は 
その場に座り込む 
そんな僕の前に立って 
何をバカなことを。と 
君は  
いつものように ケラケラと笑って 
君は。 
見えないんじゃない 見ようとしてないだけだ 
と 
あまりにも簡単に核心をついてみせた 
進むのが怖いのかい 守るものが怖いのかい 
弱い風が 僕の横を通り過ぎる時に 
静かにそう 囁く 
図星をつかれた僕は
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